この資料館は、仙台市内の桜の名所にもなっている榴岡公園内にあり、自宅から歩いてもいける距離なのだが、今まで中に入ったことはなかった。
今年は開館40周年を迎えたということで様々な企画展が開催されている。その中で、「戦争と庶民の暮らし」という記念企画展があった。
今年の春に南蔵王にある
不忘山平和記念公園を訪れたのだが、
その際にネットで、昭和20年3月10日に不忘山に墜落した米軍の爆撃機B−29の残骸のに一部を、この資料館で保管しているとの情報を見たのだが、
もしかしたら今回の企画展で展示されているのではと思い訪れてみた。
やはり期待したとおり、B−29の残骸の一部が展示されていた。
この残骸を自分の眼で見て、不忘山へB−29が墜落したのは本当だったのだということを、改めて実感することができた。
なお、この資料館の建物は、明治7年に造営された旧第四連隊兵舎の一部を利用したものだとのことで、
仙台陸軍地方幼年学校出身者で満州事変に関わった
石原莞爾や板垣征四郎などの名前もあげられていて、なかなか興味深かった。
その他に、常設展として、「仙台地方の農具や農家のくらし」が展示されている。当日は、市内の小学生グループが課外授業で訪れていて賑やかだった。
【所在地】
仙台市宮城野区五輪一丁目3−7