多賀城市 陸奥総社宮2020
この神社は、なかなか謎めいた神社のようだ。
古代、国司には各国内の神社を巡拝する任務があったようである。
しかし、次第にこれを効率化するため、各国の国府近くに国内の神を合祀した総社を設け、まとめて祭祀を行うようになったという。
この制度は平安時代に広まったようであるが、陸奥国の総社については、当時の記録はないという。
陸奥国府(多賀城)の近であり、かつて「奏社宮」と呼ばれていたこの神社を総社に推定する説が江戸時代から有力視されていたようだが、
それを伝える古記録は失われており明らかでないとのことのようだ。
それでも、延喜年間(901〜922)、陸奥国にあった100の神社の祭神を合祀して創建されたといういい伝えがあるようで、
現在の拝殿は享保19年(1734)に建てられたものらしい。
なお、江戸時代には、「塩竈神社」参詣に先立って、まずこの総社宮に詣でなければ、神の加護が受けられないとされていたという。
そんなこと知らなかった。

【所在地】 宮城県多賀城市市川奏社1

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