しばらく車を動かしていないので、運転感覚の維持のために仙台市の北端近くにあるこの神社までドライブした。
この神社は、
旧岩切城(別名高森城)の麓にある神社で、文治5年(1189)に旧高森城主・
伊沢家景が京都の祇園から岩切村余目に勧請したものとのことだ。
その後、荒廃したが、仙台藩主・
伊達政宗公が寛永年中に天王山より現在の地に遷宮し、厚く祭事を行うようになったという。
神仏混淆の際より、祇園牛頭天王社と称したが、明治の初め現社号に改めたという。
境内には、社殿に向かって左側には冠川神社や愛宕神社・稲荷神社と三つ境内社があった。
塩竃にある志波彦神社は、もともとこの付近にあり、冠川明神と呼ばれていたという。
それが明治七年に塩竃神社に遷宮され、志波彦神社となり、 この八坂神社には祠だけが残され、それが冠川神社となったということらしい。
「牛頭天王像」という牛が寝そべっている石像があった。
この牛の頭部に瘤がある。この牛の頭部に瘤があるのは八坂神社だけだということだ。
イボのある人が、この牛の頭部にある瘤を一週間なでると、治るという信仰があるようだ。
実は、最近、私の胸部にイボができた。もしかしたら皮膚がんかもしれないと皮膚科を受診したところ、
女医さんから「良性のイボです。心配いりません」と言われて、ホッとしているところだ。
そこで、イボが治るようにと、この牛の頭部の瘤をなでようと思ったら、コロナ対策のため瘤に触るは禁止とのこと。残念。
【所在地】
仙台市宮城野区岩切字若宮前11−7