仙台 鹿島神社の要石2023

先般読んだ「なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか」(島田裕巳著)という本のなかに、次のような記述があった。
「鹿島香取の信仰として興味深いのが『要石』である。表面に出ている部分はわずかだが、要石は実は巨大なものであるとされ、
これで地震を起こす大鯰を押さえていると言われてきた。」
つまりこれは、鹿島香取神社には『要石』がつきものであると解釈もできると思うのだが、
以前、仙台市内にある鹿島神社(鹿島香取神社)を訪れたことがあるが、『要石』などというものはなかった。
このことから、鹿島神社に必ず『要石』があるとは限らないのだと思っていた。

ところが、先般、google地図を見ていて、鹿島神社から少し離れた場所に「鹿島神社の要石」
という表示を発見した。
しかしその場所は、鹿島神社の境内からは離れており、しかも何かのビルの敷地内なのだ。
この表示はほんとうなのか。何かの間違いではないのか。そういう思いにかられると気になり出し、機会を見て散歩がてら現地を確認しに訪れた。
現地に行ってみると、その場所はなんとマンションの敷地内であり、しかもマンションの建物のすぐ脇にあるではないか。
しかし、ちゃんと鳥居があり、そして『要石』もしっかり鎮座している。
これはいったいどうしたことか。どういう経緯でこの場所に『要石』が存在することになったのか。まったくの謎だ。

ちなみにネットで調べると、要石は茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、千葉県香取市の香取神宮、三重県伊賀市の大村神社
そして宮城県加美町の鹿島神社に存在するとある。
しかし、仙台市にある鹿島神社の『要石』ついての記述は、どこにも見当たらなかった。
なんとも不思議なものを見つけてしまった。


【所在地】 仙台市青葉区昭和町5ー19

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