平日に仕事が休みとなり、天気も良さそうなので蔵王の紅葉と御釜が見たいと思い立ち、朝早めに我が家を車で出発した。我が家から御釜までは約２時間ぐらいの距離だ。
平日なので渋滞もなくスイスイだ。休日にはこうはいかない。やはり観光は平日に限る。
昨日までは比較的暖かかったが、今日からぐっと気温が下がって仙台市内でも最高気温が１７度ぐらいという。
御釜を目指しエコーラインを登る途中で立ち寄ったのが「不動滝」。滝の周辺は一応紅葉はしていてそれなりに綺麗なのだが、エコーラインの沿線といい、今年の紅葉は茶色がかっていて、真っ赤という感じではない。今年の秋は気温が高かったから真っ赤には紅葉しないのかもしれない。
この日は晴れ渡ってはいたのだが、風が強かった。そのため、御釜の周辺は一段と気温が低い。遊歩道の傍にある背の低い木々の枝を見ると樹氷となっていた。寒いはずだ。顔に当たる風が痛いほど冷たい。寒さで意識を失いそうになった。その代わり、御釜は澄み切っていてとても綺麗に見えた。この御釜の景観は、日本とは思えないほどの異質さと神秘が漂う素晴らしい景観だ。もっと長くこの景観を楽しみたかったが、とにかく寒い。外国から来た（台湾か）と思われる他の観光客たちも寒さで悲鳴をあげていた。