この山形県郷土館「文翔館」は、霞城公園から歩いて25分ぐらいで行ける距離にある。
正面門から向かって左側の建物が旧・山形県議会議事堂で右側の建物が旧・山形県庁舎である。
建物内は一般に公開されており、旧・山形県庁舎の中央口から中に入ることができる。
旧・山形県庁舎は1892年(明治25年)に建てられた建物で、一見すると石造りに見えるのだが、実はレンガ造りの建物だという。
中庭を持つ口の字構造をしているのだが、中庭に面した外壁は赤いレンガとなっており、レンガ造りの建物であるということに納得がいく。
そしてこの赤レンガに囲まれた中庭が、ヨーロッパの旧市街を想起させるようななんともいえない趣があり、私はとても気に入った。
旧・山形県議会議事堂の建物は1916年(大正5年)に建てられたレンガ造りのとても洒落た感じの建物だ。
旧・山形県庁舎と長い渡り廊下で繋がっており、この渡り廊下を通って旧・山形県庁舎から行くことができた。
建物自体はもちろんのこと、その前庭などもとてもよく手入れが行き届いており、桜も満開で、一層建物を引き立てていた。
これだけの素晴らしい歴史的建造物を残せる山形は東北の中でも財政的に裕福な県なのだろう。
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