この武家屋敷は、水沢市長資料館と同じ通りに面しており、歩いてすぐに行ける場所にある。
この通りは「武家屋敷通り」と呼ばれているようで、通りの両側が白壁の塀が連なっており、昔は上級武士の武家屋敷が並ぶ町並みだったようだ。
この武家屋敷「春蘭亭」は旧鈴木邸とのことで、鈴木氏は当時、登米仙台藩士上層武士だったとのことだ。
上級武士の武家屋敷だったということで、門構えや庭・囲炉裏のある室内など、当時としてはかなりの豪邸だったのではないかと感じた。
ここは「お休み処」にもなっており、屋敷の中で座敷や囲炉裏を囲んだりしてコーヒーやお茶を楽しむことができる。
少し薄暗い座敷から開け放たれた障子戸越しに外の庭を見ると、まだ葉を出したばかりの庭の木々の若葉がとても清々しかった。
なんだかいつまでも座っていたいとても落ち着ける場所だった。
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