このあやめ園を訪れるのは５年ぶりである。
本来なら、毎年６月２４日から７月上旬にかけて、「あやめまつり」が開催されるのであるが、
今年は新型コロナ感染拡大防止の観点から中止となったようだ。
この６月２４日という日は、松尾芭蕉が多賀城跡を訪れた日とされているようで、毎年この日が「あやめまつり」の開催初日となっているようだ。
それでも、ここを訪れてあやめを鑑賞することについては自由とのことであった。
ここには、８００種３００万本のアヤメ、カキツバタ、ハナショウブが植栽され、「東北随一のあやめ園」と言われているようである。
今年は、桜やバラなどがいつもの年より早く満開になったようなので、あやめも早いだろうと、早めの時期に訪れたのだが、
やはり予想どおりちょうど見頃と重なった。
私にはアヤメ、カキツバタ、ハナショウブの区別がつかないのであるが、
それでも、なんともいえない涼やかな淡い青色や濃い紫色などのあやめが優雅に咲き誇っており、目の保養をさせてもらえた。

【所在地】　宮城県多賀城市市川立石