NHKの大河ドラマ「真田幸村」も終盤にさしかかってきたが、その真田幸村と白石市にある白石城が関係があると聞いて、白石城を訪れて見たくなり出かけてきた。
白石城までは私の仙台に自宅からは車で国道4号線を使って約1時間半ぐらいの距離だ。
秋晴れの広がる平日の日だったので、渋滞もなく気持ちよく走れた。
白石城は別名益(舛)岡城とも呼ばれるとのことで、元々は伊達家の支配下にあったものを豊臣秀吉が伊達家から没収して蒲生氏に与え、1591年に蒲生氏によって築城されたとされている。その後、1600年の関ヶ原の戦いの直前に、伊達政宗が攻略して再び伊達領となり、伊達家臣の片倉小十郎城主となった。
真田幸村と白石城の城主である片倉家の関係であるが、真田幸村が1515年に大阪夏の陣で敗北が濃厚となった際に、当時は敵陣であった片倉小十郎の息子片倉重長に次男・大八と3女・阿梅(おうめ)を託したと言われている。片倉重長は大八と阿梅をこの白石城の二の丸で養育したとされているのだ。
今の白石城は、1997年に復元されたものである。2011年3月11日の東日本大震災では壁などが崩落する被害が出たが、2012年に復旧工事が行われたとのことで、小ぶりの城ではあるが、白色の天守閣が秋空の下、一段と爽やかで美しく見えた。
天守閣の中も、まだ新しさが感じられ、きれいに手入れされている感じで大切に管理されているなとの印象であった。
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