国道4号線を使って白石市方面に出かけるときに、岩沼市を通過してまもなく、国道4号線が阿武隈川沿いに接して走る場所があるのだが、
そこにこの「もしもしピット」という車を停車できるスペースがある。
左側は小高い土堤が続くために、阿武隈川の川面は見えないのだが、あの土堤の上に登ったら、その向こうには、どんな景色が広がっているのだろうと、
ここを車で通過するたびに思っていた。
そして、ついに、この「もしもしピット」に車を停めて、土堤の上に登って見る日が来たのだ。
実は、土堤の上に登れば、すぐそばに阿武隈川が流れているものと思っていたが、甘かった。
実際の阿武隈川の川面は、まだはるか向こうにあったのだ。
それでも、この土堤の上は、よく手入れがされていて、ひと休みできるベンチも設置されている。ウォーキングに励む人の姿も見える。
春先の天気のいい日などには、このベンチに座って、温かい陽射しと爽やかな春のそよ風を受けながら、向こうの阿武隈川の川面を眺めながらボーっと眺めるのも、いいかもしれない。
まさに至福の時間がそこには流れている。そんな気持ちになった。
ところで、この「もしもしピット」というのは、東北全域の主な国道において、運転中の携帯電話やメールが引き起こす事故を無くすのを願って、国土交通省が整備を進めているものらしい。
国土交通省秋田河川国道事務所と秋田大学名誉教授により発案されたとのことだ。
【所在地】
宮城県柴田郡柴田町大字四日市場原前