所用で街中に出かけたついでに、久しぶりにここに立ち寄ってみた。この建物は、明治中期の茶室で、姉歯家から仙台市に寄付されて仙台市博物館の敷地内に解体移築したものだそうだ。 解体移築の際の調査では、補修された痕が見られるが、ほぼ創建当時の遺構をよく残しており保存状態はよく、 部材の一部は痕跡や様式の点から江戸時代までさかのぼる古材木を使用していることがわかったという。 紅葉の時期には、いっそうのあじわいのある風情が出ていた。こころがしずまる気がした。 【所在地】 仙台市青葉区川内26