ここは、以前、リハビリのため整形外科クリニックへの通院の帰りに、少し足を延ばして立ち寄ったところだった。
この神社は、伊達政宗の長子で宇和島藩祖秀宗の忠臣山家（やんべ）清兵衛公頼を祭神としているという。
山家清兵衛は元和元年(１６１５年)に秀宗が宇和島に分封された際に家老職として随行し、藩政改革に尽くしたが、
一部藩士の謀略により元和６年(１６２０年)殺害された。
しかし，その後に異変が続発したため，承応２年(１６５３年)に藩主秀宗が清兵衛の御霊をなごめるため創建したという。
宇和島本社は「和霊さま」と称されて信仰は四国一帯に拡がっているという。
なお、当社はその分霊で、初め東一番丁に在ったが 明治１６年(１８８３年)に立町通に遷社したが、
昭和２０年の戦災で焼失。その後仮宮だったのを昭和４８年(１９７３年)当地に遷したものであるという。
ところで、東一番町フォーラス屋上にも和霊神社があり、そちらの方が有名なようであるが、商店街振興のために当社の分霊を祀ったもののようだ。
毎年７月下旬には一番町商店街合同でえびす神社・野中神社と一緒に三社まつりが行われる。

【所在地】　仙台市青葉区台原５丁目１２

（この近所で偶然、隠れ家イタリアンのお店を発見）