泰心院(たいしんいん)は、仙台藩主伊達正宗の曽祖父・伊達氏十四世稙宗(たねむね)
夫人泰心院(芦名氏)の菩提寺として米沢で創建されたものとのことであるが、その後,岩出山を経て慶長12年(1607)に仙台の現在地に移ったが,
たび重なる火災のため,藩政時代の泰心院の建物は現存していないとのことだ。
この泰心院の山門は、当時、勾当台にあった仙台藩の藩校「養賢堂」が、明治維新後県庁舎にあてられ,その正門が洋風門に置き換えられた際に、
旧正門が現在地に移されたものとのことだ。
藩校は,江戸時代に諸藩が藩の子弟を教育するために設けた学校で,仙台藩では元文元年(1726年)に開設の学問所を前身とし,
安永元年(1772年)に「養賢堂」と名づけられたとのことである。
藩校の諸建築物は昭和20年(1945年)の仙台大空襲で焼失したため、この門は「養賢堂」の唯一の遺構となっているようだ。
現在は、仙台市の登録文化財に指定されている。
【所在地】 仙台市若林区南鍛冶町100
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