この妙心院は、伊達政宗の養育係であった片倉喜多子の忠誠に報いるために、政宗が仙台開府にあたり創建したお寺だそうだ。政宗から御朱印状と寺領60石を支えられ着座格(仙台藩33ヶ寺)として栄えたようであるが、2度の火災と明治の廃仏毀釈により荒廃したそうだ。昭和45年に仙台市の区画整理事業により、墓地は仙台市立墓園のある葛岡墓地に移転したとのことだ。平成5年に作られたという山門は、左右に仁王像があり、とても見事だった。 【所在地】 仙台市若林区新寺4丁目1−18