仙台 車延命地蔵尊堂2021
この地蔵尊は、地域の交流の場である駅東交流センターの敷地内にあり、私の散歩圏内に入っており、今までに何度もそばを通り過ぎていた。
以前から気にはなっていたが、今まではセカセカと通り過ぎてばかりいた。
ところが、新型コロナ禍で遠くへのお出かけを自粛する生活となってから、俄然身近なところに興味を持つようになり、今回、初めて立ち寄った。
かつて、この辺りには車輪や荷車の製造および修理を行う車大工が多く住み、車町と呼ばれていたようだ。
そして当時から「車地蔵」と呼ばれた小堂があり、地域の信仰の対象となっていたという。
宝永5年(1708)には城下の大火により焼失したが安政5年(1859)に再建されたらしい。
昭和63年(1988)には区画整理事業のため岩手県陸前高田市の長谷山観音寺に仮遷宮したが、
平成27年(2015)5月に当地へ正遷宮となったとのことだ。
なんともすごい話ではないか。そんなに由緒ある地蔵尊とは今までまったく知らなかった。
名前にとおり交通安全に御利益があるようだ。私が今乗っている愛車も新車で購入してからもう10年以上乗り続けている。
故障のないよう、事故に遭わないように、これからも10年、20年と乗り続けられるようにと、人目をはばからず幾度も幾度も祈願した。
これからは、車が壊れるのが先か、それとも私にお迎えが来るのが先か、おいぼれ同士の延命の競争なのだ。

【所在地】 仙台市宮城野区小田原山本丁

戻る

img0000.jpg img0001.jpg img0002.jpg img0003.jpg img0004.jpg img0005.jpg img0006.jpg img0007.jpg img0008.jpg img0009.jpg
img0010.jpg img0011.jpg


戻る

Powered by SOZAWA.
www.sozawa.com