この法運寺は、寛永14年(1637年)に仙台藩主・
伊達政宗の二男の
伊達忠宗の開基で創建されたという。
このお寺の境内には、本堂の他に「於岩稲荷大明神堂」という稲荷堂と「常行菩薩堂」というお堂がある。
この「於岩稲荷大明神堂」には、一部消えかかって読めないが、なんと「男女の問題の解消に・・・」という説明板が掲げられている。
この稲荷堂は、仙台出身の義太夫である吾妻太夫が祀られているらしく、あの
四谷怪談のお岩さんに因んでいるという。
なんだかよくわからないのだが、いずれにしても「男女の問題」を解消したい人は、ここを拝むといいらしい。
今のところ私は「男女の問題」は抱えていないのだが、どうしたことか気がつくと、幾度も幾度も拝礼している自分に気がついた。
また「常行菩薩堂」の説明板には、「体の悪いところ、例えば足の悪い人は浄行菩薩の足を、目が悪い人は目をタワシで洗うと楽になる」とあった。
いまだに腰椎椎間板ヘルニアで足痛に悩まされている私は、タワシで足を洗いたかったのだが、どうやったらいいのか、よくわからなかった。
ところで、ここの境内の桜の美しさは、じつにみごとだ。ここもまさに穴場的な桜の名所だと思った。
【所在地】
仙台市若林区連坊2−8−10