ここは仙台市青葉区国見地区にあったところで仏舎利塔からの帰り道で偶然見つけたところである。ここは仙台藩四代藩主伊達綱村により開山された黄檗宗(おうばくしゅう)寺院,臨済院の唯一の建築遺構とのことだ。四周に堀を巡らせ,堂内には彩色の弁財天坐像を安置しているとのことで、かつては大寺院であったとのことだが,現在はこの堂のみが残っているとのことである。建築年代は宝永年間(1704〜1711)と考えられるとのことだ。静かな住宅が立ち並ぶなかにひっそりと佇んていた。