利府町が海に接していることは、案外知られていないらしい。
しかし、塩釜市と松島町に挟まれて、わずかに海に接している地区がある。浜田魚港付近がそうだ。
地図を見ると、その浜田漁港の先の半島部分は、ちょっと面白い地形をしている。
実際には、どんなふうになっているだろうと興味を持ち、出かけてみた。最初に立ち寄ったのが、この「瑞宝ケ丘」である。
ここには、車が2、3台駐車できる空き地があったので、ここに車を駐車して、あとは徒歩で行動することにした。
ここは、昔から松島湾が一望できる名所として知られていると言われていたらしいが、現在は観光地とはなっていない。
確かに、高台から松島湾を一望できるが、樹木が邪魔して、良好に一望できるとまではいかない。「けもの道」を歩いて、半島の先まで行ってみた。
ちょうど大規模に樹木を伐採した後のようで、また早春であることもあり、視界はけっこうよかった。
東方面の向うに見えるのは、庵島だろうか。西方面には、「かきとあなご 田里津庵」の建物も見えた。
ただ、ここは観光地として整備されているわけではないので、足場が悪く、春から秋までの草木の生い茂る時期は、立ち入るのはなかなか困難ではないかと思えた。
【所在地】
宮城県宮城郡利府町