利府町 勿来の関伝承地2020
Google地図を見ていて、偶然、この「勿来の関伝承地」というのが目に留まり、興味がわいて立ち寄ってみた。
調べてみると、勿来関(なこそのせき)というのは、古代から歌枕となっている関所の1つで、
江戸時代の終わり頃からは「奥州三関」の1つに数えられているという。
「奥州三関」というのは、「勿来関」「白河の関」「鼠ケ関」の三つのことらしい。
しかし、その所在地が諸説ある上、その存在自体を疑う説もあるようだ。
そんな中のひとつ「勿来関」は、福島県いわき市に「勿来の関」というのがあり、現在は公園になっており観光化されている。
しかし、それは諸説の一つにすぎないようだ。
この利府町にある「勿来の関」跡というのも諸説の一つらしいが、ここから南へ約4kmには多賀城政庁跡があることを考えると、
ここに関があったとしても不思議ではないような気もする。
もっとも、この場所は周辺に「勿来の関ダム」が建設されたために地形が大きく変わり、観光化はされてはおらず、
残念ながら申し訳程度の説明看板があるのみだった。
奥には、「勿来曽神社」と彫られた石碑と「山神」の碑が祀られていた。

【所在地】 宮城県宮城郡利府町森郷名古曽12

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