伊達正宗が、１５９１（天正１９）年に、一揆を煽動したとして豊臣秀吉から減転封され、米沢から移ってきたのが、この岩出山城であったという。
伊達正宗は、１６０３（慶長8）年に治府を仙台に移すまで１２年の間、ここを居城にしたという。
城山の山頂に位置しており、旧有備館から徒歩で１５分ぐらいで行けるのだが、登り坂がけっこうきつかった。
途中に広場にＣ５８の蒸気機関車があった。しかし、手入れが回らない感じで、全体的にかなり錆がまわってしまっていた。
どこにおいても、今の時代の子供たちは、蒸気機関車といっても、走っていた姿を見たこともなく、あまり関心がないのが実情のようだ。
山頂の広場の一角には、伊達正宗像があった。この像は、もともとは仙台城跡に置かれていたものが、１９６２年にここに移されたとものとのことである。
仙台にある今の伊達正宗像は騎馬像であるが、ここの像は立ち姿であり、平和像とも言われているようだ。
公園は、訪れる人もあまりいないようで、全体的に寂れた感じがした。
それでも、公園から見える岩出山の町の景色がきれいで、印象に残った。

【所在地】　宮城県大崎市岩出山字城山４２番地２