晴天の青空に誘われて名取市にある熊野那智神社まで出かけてみた。
ここは我が家から車で４５分ぐらいのところで、名取市の那智が丘という新興住宅街の一番奥（南端）の高舘山の山頂にあった。
この神社は、名取熊野三社（熊野那智神社、熊野本宮社、熊野神社）のひとつで、７１９年に創建されたとのことで、かなり古い神社である。
伝説のよると、閖上浜の漁師が海底から御神体を引き上げたところ、その光の輝きの止まる所が高舘山であったことから、この高舘山山頂に宮社を建て、祀ったのが始まりとのことらしい。
表参道の石段を登り切った所に神門があり、ここからの眺望は最高だ。
名取市街はもちろんのこと、その奥に広がる太平洋、そしてそこに浮かぶ船舶まで見ることができる。また右手には岩沼市街や仙台国際空港も見える。
境内には、鐘堂のほかに、高さ32m、幹の周囲5.2m、樹齢800年以上の杉の神木があり、駐車場の近くには高舘観音堂や樹齢千年以上といわれる銀杏の木などもあり、
なかなか興味深いところだ。今回はまだちょっと風が冷たくて長くいられなかったが、新緑の時期にでも、もう一度来てみたいところだ。