松島町 元禄潜穴穴尻2019
「元禄潜穴」とは、今から約310年前の元禄時代に,米を増産しようとした仙台藩が,「品井沼」を干拓するために掘った排水路のうち,
潜穴(つまりトンネル)部分のことをいうらしい。
この「元禄潜穴」の延長は、約2.6kmあったようだが,その高低差はわずか160cmしかなく,ほとんどが人力による工事であり、困難を極めたようだ。
「元禄潜穴穴尻」とは、この水路トンネルの出口のことのようだ。今となっては、崩れかけたただの穴にしか見えないが、
元禄時代に、このような水路工事が行われたというのは、驚きでもある。
なお、この場所には、明治41年10月に、まだ当時は皇太子だった大正天皇が、お召し列車をこの近くの鉄橋上に1分間停車させ、
この工事の状況をご台覧されたとのことで、その記念碑も建っていた。この場所のすぐ近くを今でも東北本線が走っている。

【所在地】 宮城県宮城郡松島町根廻猫迫19

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