西行戻しの松公園を訪れた後に、車をこの公園の駐車場に停めたまま、歩いて松島海岸まで下りてみた。
徒歩でも20分くらいで松島海岸駅の脇に出ることができる。
途中踏切越えもあるが、それでもずっと下りなので楽ちんであった。
ただ、戻るときにはずっと登り坂なので、いい運動にはなるが、年寄りにはちょっときつい。
今回は、松島海岸まで徒歩で出て、そのまま雄島まで行って見た。
この雄島に渡ったのは今回が初めてである。
以前は、あまり整備されていない感じで、この島に渡ってみたい気持ちにはなれなかったが、今回訪れたら意外ときれいに整備されていた。
この雄島は、瑞巌寺の「奥の院」とも称される霊地だという。
雄島に渡るには、赤い渡月橋を渡るのだが、この橋は以前は木造の橋だったそうだが、
あの東日本大震災の津波で流出し、今はコンクリート製の橋に架け換えられている。
渡月橋を渡ると、岩窟に刻まれた石仏が目に飛び込んできた。
この雄島には各所にたくさんの岩窟がある。昔、修行僧が経文を唱えながら一心不乱に鑿を振って岩を掘ったものだという。
この雄島からの松島湾の眺めもすばらしい。島々が目前に迫ってくる。
ここはまだ、あまり知られていないらしく、訪れる観光客もまばらだ。それぶん穴場的存在といえるだろう。またいつの日か訪れたみたい。
【所在地】
宮城県宮城郡松島町松島浪打浜2