ここは埼玉高速鉄道の川口元郷駅から国道１２２号線沿いに歩いて１０分ぐらいのところにあった。
この住宅は大正時代に建設された当時ではめずらしい本格的洋風住宅とのことだ。
大正１２年（1923）に竣工した木造煉瓦造三階建の洋館と昭和９年（1934）に増築された和館から構成されている和洋折衷の建物だ。
田中家は元々は農家だったらしいが、その後、麦味噌の醸造や材木商を営み財をなしたらしい。
四代目は埼玉県会議員や貴族院多額納税者議員にも就任した名家とのことだ。
その四代目がこの建物を建設したという。当時としては非常にモダンで立派な建物だったとのことだ。
今見ても、なかなか素敵な洋館である。