旧万世橋駅は、旧国鉄中央本線上にあった駅である。旧交通博物館はその旧万世橋駅の駅舎を利用してできていた。
現在、中央線の神田〜御茶ノ水間に煉瓦積の高架橋を見ることができるが、この位置が万 世橋駅のあったところである。
1912年に開業した旧万世橋駅は中央線のターミナルとして栄えたものの1943年に乗降客の減少によって1943年に廃止となった。
2013年9月にその旧万世橋駅の遺構を生かし商業施設がオープンした。
この施設は旧万世橋駅や交通博物館の遺構を生かした点が特徴で、外観は赤レンガ造りの万世橋高架橋をそのまま生かし、高架下に路面店が並んでいる。
高架橋にある旧万世橋駅の2つの階段も公開され、階段を上がったところにある旧万世橋駅のホーム部分にはカフェと展望デッキが新設され、両脇を中央線の列車が行き交うガラス張りの空間となっている。