栗原市のあやめ園であやめ祭りが開催されているとの情報を得て初めて訪れた。
わが家から車で北上して約2時間、最初に降り立ったのがこの公園そばの駐車場だった。
そこには「あやめの里」という「道の駅」のような地域産物展示販売施設にあり、地元の特産品などなの展示販売が行われた。
そこから「みちのく縄文橋」というユニークな橋を渡って下を流れる長崎川を越えて、対岸の出たところが、この山王史跡公園になっていた。
この公園は、国指定史跡「山王囲遺跡」を保存するために整備された公園とのことである。
山王囲遺跡とは、この地で発見された縄文時代晩期から弥生時代中期の集落跡であり、
1971年に国の史跡に指定されたとのことだ。
発掘調査により上部から弥生時代中期の遺物が、下部からは縄文時代晩期の遺物が多数出土したとのことである。
公園内には復元された竪穴式住居がふたつ並んで建っていた。
園内に山王考古館があり、復元による縄文人(8頭身のワイルドな美人お姉ちゃん)の衣装が展示されているらしいのだが、
残念ながら当日は開いておらず、見ることはできなかった。
縄文時代からこの辺りの縄文人が暮らしていたんだと思うと、なんだか古代ロマンを感じた。
【所在地】
宮城県栗原市一迫真坂山王