最後の訪れたのがこの教会だ。
じつは当初、この地域を訪れた目的は、この教会を訪れることだった。
でも、なかなかその場所がわからず、とりあえず車を停めたところの周囲に、旧神成小学校舎があり、日枝神社があり、そしてこの教会があった。とてもラッキーだったのだ。
この金成ハリストス正教会は、この地域の出身者である酒井篤礼という人が1931(昭和9)年に建てたものとのことだ。
酒井篤礼は函館で医業を営んでいたときに、ロシアの宣教師ニコライによって洗礼を受けたとのことである。
当初は国禁を犯す者として迫害を受け、投獄もされたようだ。この地に戻ってからも、その迫害は続いたとのことである。
そういう迫害に耐えて布教活動を続け、自宅の敷地を提供してのこの教会の建立したのである。まさに耐え難を耐え、忍び難を忍んだ人である。
この建物は現在、栗原市から有形文化財に指定されているとのことだ。
この地域に、このような教会が存在していること自体、あまり知られているとは思えず、とても貴重な存在であると感じた。これからもずっと大切に保存していってほしいものだ。
【所在地】 宮城県栗原市金成上町西裏60ー1
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