近年、日本各地で、田んぼをキャンバスに見立てて、色の異なる稲を使って、巨大な絵を作り出す「田んぼアート」なるものが流行っている。
東北では、青森県の田舎館村の田んぼアートが有名だ。ここ宮城県でも、角田市でこの田んぼアートが行われるようになった。
今年は、フィギュアスケート男子の羽生結弦選手が描かれているということで、テレビなどでも報道され、見頃になったという情報を得て、初めて訪れた。
これは、地元住民グループ「西根田んぼアートを楽しむ会」が手掛けたとのことだ。今年で12回目になるという。
6月初めに行われた田植えイベントは、地元の農家や住民の方々に加え、県内外さらには海外から駆け付けた羽生選手のファンを含む約200人が参加したという。
この田んぼアートは、高い所から見下ろすことが必要である。そのため、そばに高さ約15メートルの展望台が設置されていた。
展望台の上には、けっこうな人数が登っていた。一瞬、こんなにたくさんの人が上がって、強度的に大丈夫だろうかと思ったりもしたが、登らないと田んぼアートは見られない。
高い所はあまり好きではないが、勇気を出して登った。
なるほど、これは躍動感あふれる「羽生結弦」だ。稲でここまで表現できるのはすばらしい。
【所在地】
宮城県角田市高倉内田地区