ここを訪れるのは15、6年ぶりなるのではないだろうか。
最初に訪れたのは、極めて偶然だった。というのも、他のところに行く予定だったのが、道を間違えて、ここに来てしまったからだ。
それ以来、ずっと訪れる機会はなかったが、紅葉と名物の「三角油揚げ」が食べたくなって再び訪れてみた。
もう最初に訪れた時の記憶はほとんどないが、それでも、当時の印象では、建物も少なくもっと寂しげなところだったような気がする。最近では、隠れた観光名所にもなっているらしく、平日だったにもかかわらず、予想以上に観光客が多かった。
ここ定義山は、昔、源氏との戦い(壇ノ浦の戦い)で敗れた平家の落武者が、源氏の追討を逃れここまで逃げてきて、ここに隠れ住んだということだ。ここには定義如来西方寺というお寺があり、ここの開祖が「平重盛」の重臣だったとのことだ。
しかし、ここに辿り着くまでの道路は、なかなかきついところがある。今回は国道48号線経由で行ったのだが、途中、大倉湖畔を経由しなければならないのだが、ここは道幅が非常狭くて、車のすれ違いができない。そのため土日は大倉湖半を右回りの一方通行にしているみたいだが、平日はそれがなく、大半の車はダムの上を渡って定義山に向かおうとする。しかしそのダムの上の道はとても狭くて車のすれ違いができないのだ。そのため、車が対向すればにっちもさっちもいかなくなる。この道路状況、早くなんとかしてほしい。
そんなこんなで、たどり着いた定義山、五重塔がある周囲の紅葉が真っ赤で、まさに見頃だ。これを見ただけでも苦労した甲斐があったというものだ。念願の「三角油揚げ」も食べた。やはり揚げたてはその側がカリッとしていて美味しい。帰りにお土産に「揚げまんじゅう」を買った。これもなかなか美味しかった。
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