ここは長谷釜公園となっているようだが、北から11番目の千年希望の丘となるようだ。
そして、この11号丘から12号丘、13号丘の三つの丘をまとめて長谷釜公園としているようだ。
この11号丘からは隣の12号丘が見えている。
またここには広い広場が隣接しているのだが、この広場は臨時の「ドクターヘリ離着陸場」になっているようだ。
また、この公園の一角に神明社があった。そして、その傍に「長谷釜集落」の石碑があった。
後で調べてみると、以前はこの辺りには70戸余りの集落があったようだが、
あの3.11東日本大震災の大津波で、その集落はなくなってしまったようだ。被災後は、集落は内陸部に集団移転したという。
そして、この神明社の社殿とその境内に立つ大きな木だけがここに残ることとなった。
後で知ったのであるが、この神明社の境内に建っている大きな木は、樹齢300年以上と伝わる大銀杏とのことで、
あの3.11の東日本大震災の大津波にもしっかりと根をはって耐え抜いた奇跡の大銀杏だと言われているようだ。
ついでに、海岸の防潮堤まで歩いて行ってみた。防潮堤の上に登ってみると、南北にどこまでもどこまでも防潮堤が延びている。
まるで中国の「万里の長城」のようだ。この防潮堤を見ていると、「腕力で津波を押さえ込むぞ」と言っているのが聞こえてくるような気がする。
しかし、果して自然の力を人間の腕力で押さえ込むことができるだろうか。
ところで、不思議なことを発見した。この丘の上にある、この場所を示す円形の案内板には、ここは「11号丘」となっているのだが、
Googleの地図ではここは「10号丘」となっている。
この丘の麓に立っている広域の案内板でもここは「10号丘」となっており、
すぐ近くの北西の貞山堀の近くにもう一つ「11号丘」があることになっているのだが、その丘は見あたらない。
これはどういうことなのだろうか。どうしてこうなってしまったのか。
当初の計画にあった11号丘を取り止め、10号丘だったものを11号丘としたのだろうか。じつに不思議だ。
【所在地】
宮城県岩沼市早股前川57―2