前から行ってみたいと思っていた石巻の日和山公園に出かけてきた。わが家から日和山公園までは車で1時間半ぐらいの距離だ。
日和山公園を訪れる際に一番問題になったのは駐車場だ。公園内に駐車場がありそうにないのだ。
しかし、ネットでいろいろ調べたら10数台駐車できる無料の公園駐車場があることがわかった。
その公園駐車場を車のナビにセットして出発したのだが、石巻市内に入ってからその駐車場までのアクセスに苦労した。
途中道路工事中のところがあり、駐車場の周辺はゴチャゴチャした細い道になっているだめ、あちらこちらと道に迷ってしまった。
駐車場にはやっとたどりついたが、もう一度行けと言われても、果たして道に迷わずまたあの駐車場にいけるか自信はまったくない。
日和山公園は、石巻市内中心部旧北上川河口に位置する丘陵地で、石巻市内を一望できる場所である。
眼下に流れる旧北上川の河口からは広く太平洋が広がり、天気が良い日は、牡鹿半島の他、遠く松島や蔵王の山々などを見ることができるという。
その眺望の良さからか昔からいろいろな著名人がここを訪れたらしく、公園内にはいろいろは人の歌碑や句碑がある。
石川啄木、宮沢賢治、斎藤茂吉などなど。新田次郎まであるではないか。
日和山公園で思い出すのは、あの3.11に東日本大震災のより発生した大津波のより、
石巻市内の家々が津波に飲まれていく、忘れることのできないあの光景だ。
胸がつぶれるような思いがした。あれから7年半近くが過ぎた。
しかし、7年半が過ぎた今日でも、日和山公園から見下ろす被災した石巻市街地の光景は、さほど変わってはいない。
7年半も過ぎたのだから、もう少しは復興が進んでいるかと思ったが、見事に期待を裏切られた。
ほんとに復興はまだまだだ。このままいけば、復興が完了するまでにはあと10年も20年もかかろうだろう。そんな思いを胸にして日和山公園を後にした。
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