伝通院は、正式名称は、無量山 傳通院 寿経寺(むりょうざん・でんづういん・じゅきょうじ)、または小石川 伝通院とも呼ばれ、徳川将軍家の菩提寺である。文豪永井荷風は、この伝通院の近くで生まれ、14年間この地で育った。その思い出は、随筆『伝通院』(明治42年頃)を生み出し、パリにノートルダムがあるように、小石川にも伝通院があると賞賛した。訪れた時にはちょうど桜の季節で境内の桜がとてもきれいに咲いていた。