仙台 純喫茶 星港夜 (シンガポールナイト)


先日、テレビ朝日の番組「サンデーステーション」(2019年9月15日放送)を見ていたら、
仙台にあるこの喫茶店を取材した内容が放映されていた。
内容は、仙台市青葉区上杉の住宅街にひっそりとある古い「純喫茶」。
店は時代遅れになり、客は減り、主人はそろそろ廃業をと考えた。
ところがある日突然、若者たちが「やめないで」と、押し寄せるようになった。
流れ星のような奇跡の物語。
お店のご主人は、脱サラして32年前にこの喫茶店を開いた。アンティークの調度を集め、
古いピアノを置き、焙煎(ばいせん)した豆のオリジナルブレンドを淹(い)れる。
夜遅くまで店を開け、時々はライブも企画して多くの人に愛されてきた。
しかし、2005年頃から、昔ながらの喫茶店がつぶれ始めた。代わりに、全国どこにで
もあるチェーンの「カフェ」が増えてゆく。「星港夜」も最近は、お客が1日1人という日
があったという。
ご主人は2022年12月27日でお店を閉めようと考えたようだ。パソコン・ケイタイ スマ
ホなどはまったくやらない人だった。
現代は、食事をお店を探すのも、カフェを探すのも、すべてパソコンやスマホで検索して
探す時代。ネットに情報発信されないお店などは、無いに等しい状態におかれる。
ある日ご主人は、思いつきで、お店のメニューに心ある人はネットで拡散してくれるよう
にとメモを記した。それを見た若者がTwitterで発信した。それがどんどん拡散されていっ
た。それに伴い、客相も今までと全く異なってきたらしい。最近は、昭和の時代を知らな
い平成生まれの女子が多いらしい。
こういう昭和の情緒を残した喫茶店は、仙台でもほんとに少なくなったしまった。癒しの
場所として、これからもぜひ、お店を続けていってほしいものだ。

                                   2019年9月23日記

 

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