孫と上手に付き合う秘訣
                                 快老生活の心得:斎藤茂太より
                 

ぼめてやること
 子供のいいところを見つけてほめることで、プライドを満足させてあげます。
 親はしつけのことも考えて子供に厳しく接することが多いので、祖父母がほめることで
 ちょうどバランスがとれます。
 
意見は親を通してすること
 子供に対して親と祖父母の二頭政治に陥らないための大事な心得です。
 親は「右」といっているのに、祖父母が「左」といったのでは、子供が混乱してしまい
 ます。祖父母は親を飛び越えて孫に介入しないように心がけましょう。
 
孫を偏愛しないこと
 子供というのは、大人が考える異様に偏愛に敏感なものです。孫同士を比較したり、競
 争心を煽るような言動は慎んでください。
 
小遣いをむやみにあげない
 お金やおもちゃなどの物でしか、孫とつながっていられないとうのは寂しすぎます。
 また、親の知らないところで子供がお金をもっているのはいいことではありません。
 孫に小遣いをあげるなら、親の見ているところで渡すようにしましょう。
 
話題はバラエティに富むように努めること
 顔を見ると「勉強しているかい」などと、勉強や学校のことばかりでは、ただでさえ親
 から「勉強しなさい」とうるさく言われているのに、祖父母からも言われてしまうと、
 子供のほうが嫌になってきます。勉強や学校以外の話題を提供するように努めましょう。
 話題を豊富にするための努力は老化防止にもつながり、一石二鳥といえます。
 
常におしゃれで格好よくいること
 子供は、老人特有に口臭や体臭などに敏感ですし、だらしない服装をしていることを嫌
 がります。清潔でおしゃれをすることは、自分自身を若く保つことにつながり、やはり
 老化の防止になります。