「やりたいことは全部やれ」 :大前研一 |
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タイトルに魅かれて読んでみた。しかし、中身は著者の自慢話的な内容が延々と続く。著者は 仕事も遊びも世界を股にかけ、やりたいことを全部やってきたようであるが、こうも自慢話的 な内容が延々に続くと閉口する。 一番共感したのは「持ち家の幻想」という部分。日本人は持ち家願望強く、人生最大の買い物 として家を買うが、日本の家は収入に比して割高であり、無理して買うと、それが足かせとな って、住宅ローンに縛られ、その後の人生を身動きのとれないものとしてしまう。人生、身軽 が一番という。これには共感した。 でも、日本人が持ち家願望が強いのは、日本の借家事情の貧弱さが原因である部分も大きいの で、なかなか筆者の言うとおりにできる人は少ないのではないだろうか。やはり全体を通じで お金のある人の論理のような気がする。 |