「新個人主義のすすめ」 :林望

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 個人主義ということについては、いろいろ誤解があるだ。村社会と言われる日本には、
個人主義は受け入れられないのではと感じることが多い。個人主義を誤解して利己主義
に走っている人も多く見受けられる。
本書により、真の個人主義とはどういうものなのかを再認識することは、これからの日
本社会において、ますます大切であるような気がする。

個人主義と利己主義とはどうちがうのですか
・要するに個人主義というのは、自分のことだけを考えているのではダメで、自分以外
 の他人を「一個独立の個人」として認める、ということが根幹の、もっとも大切なこ
 となのです。
・自分は自分、いつも信じることにしたがって正々堂々と生活するのはいいけれど、同
 時に他人は他人、その違う生活信条や思想を侵犯してはいけません。

まずどんなことから始めたらいいでしょうか
・生きていくということは、煎じ詰めれば、自己実現を図るということが究極の目的で
 あります。
・個人主義というのは、やはり社会人として一人前であって、ちゃんと世の中に身の置
 き所がある、ということが前提でなくてはなりますまい。すべてはその上で何をなす
 べきか、ということなのです。
・たとえば会社の仕事などの「生活の手段」としての仕事はきちんとやる。やりながら、
 しかし、そのことだけにすべてを支配されてしまって、寝ても覚めても会社の仕事ば
 かり、とうようなことにならないように心がけることが一にも二にも大切です。
・自分というものを見失わないこと、それことが、個人主義にとって、もっとも大切な
 ことなのです。

子供が仲間はずれにされそうで心配なのですが
・一人一人が個人としてすくっと立っていること、誰かに寄りかかったり依存したりし
 ないこと、自分の意見ははっきり表明すること、また他人の意見を聞くことができる
 こと、自分と他人が違うのだという意識を早くから持たせること、そういうことを親
 が意識して子供の心に刷り込んでいけば、陰湿に徒党を組んで一人をいじめるとかい
 うようなことが避けられるように思います。

夫婦の間に個人主義は成り立ちますか
・基本的には、夫婦は一心同体ではない、というのがもっとも大切な押さえ所だと私は
 思っています。夫婦だからといって、いつもいっしょにいて、いつも同じことをして、
 考えも共同で、とそんなわけはないじゃありませんか。
・男からみてば、女のやさしさや、美しさや、やわらかさや、そういう自分たちがもっ
 ていないすべての美質が、女という存在によって補われている、と感じます。
・私は女といっしょにいることが、結局は男にとっての幸福なんだと信じますし、それ
 は女にとっての男も同じことであろうと思います。
・定年後に何をしたいか、という問いに、夫は六割ぐらいの人が「夫婦一緒に旅行した
 い」と答えるのに対して、妻のほうは、そんな希望ははるか十位かそこらで、七割の
 妻は「家庭から解放されて友だちとでも自由に旅行したい」というような答えをする
 のだ。
・夫婦という関係のなかで、いかに夫という種族が、自分勝手に振舞ってきたかという
 ことの証左であろうと思います。
・会社勤めの時代は、それでも妻は内助の功というたてまえのもとに我慢を強いられて
 きた。けれども、そういう箍が外れてしまうリタイア後ともなると、かぜ旅行にまで
 いっしょに行って、旅先でもこの男の面倒をみなくちゃいけないのかわからないとい
 う、妻の思いなんですね。
・もう子供が仕上がったし、仕事も行かなくてよくなったのだから、この際、夫婦関係
 は清算して二人とも自由に別々に暮らしましょう、退職金や財産は山分けして、とそ
 ういうふうに思う妻だって決して少ない数ではないはずです。
・夫婦は、楽しいことも一緒だとすれば、厭なことも半分ずつに分け合わなくては計算
 が合いません。そうして、そのことは結局、夫も一人の個人、妻も一人の個人として、
 しっかり認め合うことから始まります。
・自分の頭のハエを自分で追えない男は、夫たるの資格がない、というものです。
・原則として、妻は私の世話をやかない、私も妻の生活に干渉しない、というのが不文
 律です。
・私は私たちの夫婦関係を、「世話を焼かない助の功」と、このように言っています。
 夫婦というものが、そういう関係でいられると、暮らしはほんとうに楽で、互いに快
 適でいられます。
・年取ってからも仲良くして、偕老同穴の契りを全うするというめでたい人生を送るた
 めには、若いうちから、そういう個人として独立の努力を重ねなくてはいけません。

家族のなかで個人主義ってありますか
・まず母と娘という関係ですが、この女同士の親子関係ってのは、一緒の「戦友」みた
 いな意識の共有があるような気がします。
・母親が息子に抱く感情というのは、これは一種の擬似恋愛的な部分が含まれているら
 しく、成長した息子に、どこか若かったころの夫の面影なんぞを感じているかもしれ
 ません。あるいは逆に、夫に対して不満を感じる分だけ息子にその反対給付を求めて
 いるというか、夫を反面教師として息子を育てる、というような消息もあるように思
 えます。
・母親の子供に対する関係ってのは、自分が生んだという動かぬ証拠があるので、その
 親子関係は絶対的なもの、肉体的に紐帯であります。
・父親にとってはそうではありません。自分が父親になったのは、あの性行為がげんい
 んだろうなあ、とは想像できるものの、自分の体から産むわけにはいかないので、ど
 してもそれは「想像」というか、「推定」というか、そういう曖昧さが介在すること
 を避けられません。
・母という人の女性を巡って、父と息子はその愛情を奪い合うという一種の三角関係に
 なることが避けられないので、そこにはなかなか微妙な反目というか、反抗意識が発
 生する。
・むろん父を巡って母と娘にもそういう三角関係的なものが発生するんだけれども、し
 かし、それと同時に母娘には戦友意識のようなものがあって、うまくバランスするよ
 うになっています。
・母と息子という場合には、母のほうは息子に無限の愛情を感じるけれども、息子のほ
 うは母に対しては別段仲間意識は持てないので、いつまでも母親が自分に対して母親
 風を吹かせることを不愉快に思い、負担にも感じるようになっていって、自然に、母
 親以外への女性へと心を移していく。ここに、母親は、息子を取られたという哀しい
 欠落感と嫉妬に似たものを感じるわけです。
・父親も娘に特別の愛着を感じる人が多いけれども、それは母・息子関係のような肉体
 性を伴った濃密なものではなくて、むしろ掌中の玉を愛でるようなというか、なにや
 ら哀切なものが漂っている感じがします。あるいは、娘が成長して美しい女になると、
 自分と同質のものがどこかにあるだけに、父親は無条件に愛着する、いわば自己愛の
 変形のようなものかもしれません。
・要は、子供は親の私物ではなく、親も子供の私物ではない、ということです。
・なにか助けが必要なようで、かすかにでも子供がサインを出していることに気付いた
 ら、ただちに助けの手を差し伸べる。親子関係はそうありたいものです。
・子は親の持ち物でも従属物でもなくて、ちゃんと独立した人間だ、その個人としての
 尊厳も自由も認めつつ、しかし、まだ危なっかしい存在でもあるので、いつも観察の
 目だけは怠らない。
・親類関係ですが、これは、とくに都会の家族にあっては、まあ親類付き合いなどは
 「しない」のが原則と思っておくことがよいと思います。

学校は団体の世界なので、個人主義は‥
・「すべての子供は平等な能力をもっている」などというありもしない空想にもとづい
 て、子供の得意は抑え、不得手なことの尻をたたくというようなことをやってきた結
 果、イギリスなどに比べ、全体の平均点は上がったかもしれないけれど、その代わり
 に、世界の大叡智と言えるような偉大な学者、とくに独創的な大学者はずいぶん少な
 い数しか生み出し得なかったということがあります。日本人は世界的にみても、かな
 り優れた叡智をもった民族だと私は信じていますが、その割には、みんなが横並びで、
 団体でなにかをやるのはうまいけれど、一人の叡智がすべてをひっくり返すような、
 そういう独創的業績には乏しいという現実を生んできたように思います。

晩婚化、少子化と個人主義は関係あるでしょうか
・イギリスなど個人主義社会では、子供は十八歳になったら、自動的に自立します。大
 学に通うのに、自宅から通うという学生は非常に少数です。ほとんどいないといって
 も過言ではありません。
・個人主義というのは、社会のなかで、一人一人はちゃんと自立していて、誰によりか
 からなくても大丈夫というのが前提であり、そういう個人が集まったのが社会である
 というふうに考えています。だから、個人として自立していない人間がいくら集まっ
 てもそれは社会を形成せず、無秩序な烏合の衆に過ぎないというふうに考えなくては
 なりません。
・民主主義というのは、そのような独立した個人に依拠するというのが本来で、選挙す
 るにしても烏合の衆が芸能人やら二世議員の人気投票をするというのは邪道です。社
 会として二流の社会だと言わなくてはなりません。

終身雇用と個人主義は矛盾しませんか
・独立せぬ人間は、どうしても誰かに依拠し、従属するということになり、それはあり
 意味では奴隷的でもあり、またある意味では党派的であるともいえます。そうして、
 自分のなかに冷静で批判的な精神を持たない人は、容易に悪人のアジテーションや甘
 言などにコロリとだまされてしまいます。
・会社などの組織を考えてみても、構成員一人一人が、ちゃんと意見を持ち、冷静な批
 判精神を持っている会社と、そうではなくて、ワンマン社長にお追従ばかりいうよう
 な不独立のダメ社員ばかりいる会社と、どちらが健全に発展し得るでしょうか。
・よけいなおせっかい、指図がましい態度、権勢をかさにきて威張ること、そういうの
 は、みな他人を個人として尊重しないことに起因する悪しき態度です。
・個人主義者はおせっかいもやきません。必要な指示はするけれども、私見を押付けて
 指図したりはしないものです。また人の気持ちをよく思い量ることが個人主義に必須
 の条件なので、したがって、個人主義の人は、権力や地位を得ても、それをかさにき
 て若い者、目下のものに威張り散らしたりはしない。
・個人主義者は、独立した見識と能力を持つので、組織の肩書きがなくなっても困らな
 いけれど、そうでない人は肩書きがなくなったら、たちどころに自分の拠り所がなく
 なってしまったと感じて頭をかかえるでしょう。
・おべっかいばかり使うイエスマンの集団になってしまうと、彼等自身は良いかもしれ
 ないけれど、組織としての活力は急速に失われ、モラルは低下し、士気は奮わず、み
 なが利己主義の殻に閉じこもって、結局は、ダイエーのような閉塞状況になったり、
 社会保険庁のような没義道なる役所に堕落したり、ということが起こります。

日本にも個人主義の先達はいるでしょうか
・もしみなさんの周囲に、妙に威張ったり、なにかをひからかしたり、権威を振りかざ
 したりする人がいたら、そういう人は決して個人主義者ではありません。それは俗物
 の権威主義者なのです。もとより信ずるには足りない人物ですから、どうぞ注意して
 付き合われるのがよかろうと忠告しておかなくてはなりません。

人との会話で気をつけなくてはいけないこと
・誰でも自分はかわいい。しかし、自分が自分をかわいく思うほどには、他人は自分の
 ことをかわいくは思ってくれない、という大原則があります。
・人との会話での注意点
  ・自分のことばかり話さない。
  ・人の話をよく聞くこと。
  ・会話のセンテンスを短くする。
  ・威張らない。自慢しない。
・とくにリタイア後に、市民ボランティアなどの組織に入っていく場合、自分が現役時
 代にどんなに偉い地位にあったかなってことはいっさい考えないで、みんなと同じ水
 準にたって、できるだけふつうの、穏やかな話し方を心がける。そしてやはり人の話
 を聴くということを優先するようにしたほうがよいのです。
・いつも超然としていたい。またいつも毅然としていたい。そして、誰からも自由であ
 りたい。

個人主義だと損することはないでしょうか
・高い峰に登るには、どうしても険しい道を通らなくては行かれません。安易な道のみ
 を歩こうと思ったら、せいぜいそこらの小山にしか登れない。それが人生の実相なの
 です。それどころか、チャンスというのは、たいてい嫌な仕事という顔をしてやって
 来るものなのです。
・良い結果を得ようと思う時、苦労なくして得られるはずがない。一定の苦労はどうし
 てもしなくては果実は得られない。そういう人生に必要な苦労と、無意味な「時間の
 無駄」を混同してはいけないのです。たとえば、私の信念では、宴会とか酒盛りとか、
 ゴルフ付き合いとか、文壇付き合いとか、そういうことは無意味だと考えています。
・自分の信念を曲げるな。それで生じてくるちっぽけな損失など気にするな。いつも目
 は遠く高く遥かな高みを見ていよう、とそう思えば、非人情の境はいっそすがすがし
 くて、苦しいことはありません。

旅は、どのようにしたらいいのですか
・会社とか役所とか、そういう外部の共同体的社会に依存してしまって、自分を育てる
 ということをしてこなかった男たちは、今度は家に帰っても、あぐらをかいて一個の
 個人としてちゃんと自立しようともしなかった。
・男たちは、この日本的な団体社会にどっぷりと首まで浸かって、そのことがはたして
 それでよいのかどうかという反省をしたことがなかったのでしょう。
 そういう意識を家庭にまで持ち込むと、夫の独善というようなことが現れてきます。
 妻に相談もなく、ああしようこうしようと勝手に決めてしまったり。
・そもそも何にために旅に出るのでしょう。私はそれを「日常からの脱出」と考えてい
 ます。ともかく日常の煩雑や退屈や苦痛から、せめて一時逃げ出したいと、それが旅
 の楽しさの本質であるに違いありません。
・もっと自由自在に、自分の見たいもの、発見したいものを、自分の目と心で見、行き
 たいところへ自分の足で歩いていく、あるいは自分で車を運転してどこへでもさまよ
 っていく。そうして、これは自分にとっては素晴らしい景色だと思う場所を発見し、
 自分だけの秘密の美味を探索してみる。それこそが旅の醍醐味だと。

管理職としてどんなことを心得たらいいのですか
・日本の組織というのは、一人一人の社員が独立して顧客への責任を負うという体制に
 はなっていない。いわば、部内全体で一つの責任を負うような形になっています。正
 確に誰が責任者なのかが分かりにくいのです。そうして管理職は、その全体を、曖昧
 に統括するというような具合であって、彼は部下の一人一人が具体的にどういうこと
 をやっているのを正確に把握しているということではないように思えます。
・こうした共同体的な組織の管理職に求められる能力は、欧米型の司令官タイプではな
 く、むしろ部下の仕事にいちいち細かなことまで口出ししない君子人型の人物像では
 なかろうかと思います。
・欧米のカリスマというのは、いわば絶対君主的覇王のようなもので、威力を以って圧
 服せしめるとでもいうような力が要求されます。その分、上にたつものほど欲望も大
 きく、アクも強く、給料なども圧倒的な優位を保つというのが当たり前です。その代
 り、いちど失敗したら、その君主的な座を追われてたちまち犯罪者のように指弾され
 る。まことに厳しいものです。
・ところが、日本の社会ではそうではありません。カリスマといっても、三蔵法師のよ
 うな君子人が理想なのですね。三蔵法師は、自分自身はとくに何も能力がない、ただ
 ぼんやりと白馬に乗って、理想だけを思念しているに過ぎません。
・つまり、日本の管理職に求められる理想的な資質は、この威張らない、貪らない、と
 いうことで、西欧のカリスマとは正反対のベクトルであることに留意しなければなり
 ません。一流の企業のトップになっている人は決して威張らないということです。な
 んだか、「感じがよくて」、ニコニコしているのですが、しかしどこか眼光の鋭いと
 ころがある、とそんな感じでしょうか。
・人間は、いつも考える存在です。自分というものを相対化し、客観的に眺めることが
 できる叡智を持っています。そこがすべての獣どもと違っているところです。だから
 こそ、もし管理職になって、成果を上げたいと思えば、まずは部下たちの人心把握が
 できなくてはいけません。
・手柄は部下に、責任は自分が取る、ということです。
・管理職は孤高であれ、ということです。多くの部下を束ねていくということは、誰か
 一定の少数にえこの沙汰があってはいけないということでもあります。えこの沙汰は
 必ずしっぺ返しをくらいます。
・誰に対しても、必要以上にベタベタしないで、「君子の交わりは淡きこと水のごとし」
 というような、淡々とした対人関係を心がけないといけません。
・少し素っ気なさ過ぎるくらいに、淡泊な人間関係を心がけたほうがいいのです。時に
 は部下たちに誘われたら、あっさりと付き合ったらいい。
・誰ともつるまない、誰とも争わない、そういう道は孤高であります。