大阪万博の大屋根リングの木材の産地

Q.大阪万博の大屋根リングに使われた木材の産地はどこですか?

大阪・関西万博の大屋根リングには、国産木材が約7割、外国産木材が約3割使用されています。

具体的には、以下の産地の木材が使われています。

  • 国産木材:

    • 福島県産のスギ: 東日本大震災からの復興を進める福島県浪江町の「ウッドコア」が、福島イノベーション・コースト構想のもと整備された「福島高度集成材製造センター(FLAM)」で製造した集成材が使用されています。主に柱や梁として大屋根を支えています。
    • 四国産のヒノキ
  • 外国産木材:

    • フィンランド産のオウシュウアカマツなどが使用されています。

当初、海外産木材の使用割合について様々な情報が流れましたが、博覧会協会や設計者からは「国産7割、外国産3割」と説明されています。



Q.福島県産のスギと四国産のヒノキの割合はどのぐらいですか?

大阪・関西万博の大屋根リングに使われた木材のうち、福島県産のスギと四国産のヒノキの具体的な割合については、全体の国産木材(約7割)の一部として使用されているとされていますが、個別の割合を明確に示した情報は見つかりませんでした。

ただし、いくつかの情報から以下のことがわかります。

  • 福島県産のスギ: 大屋根を支える梁材の全量に福島県産のスギが採用されており、その使用量は約3,500立方メートルと報じられています。また、株式会社ウッドコアが、大屋根リングに使用される集成材のうち、約1/3にあたる6,600m3を納入し、その内3,500m3が福島県産のスギ材であると報告しています。
  • 四国産のヒノキ: 柱材の約50%程度に四国産のヒノキが使用されているとされています。また、床材には四国産のヒノキとスギを加工したCLT(直交集成板)も採用されています。

まとめると、梁材のほとんどが福島県産スギ、柱材の一部が四国産ヒノキといった形で、それぞれの木材が重要な役割を担っていることが分かります。具体的な数字としては、福島県産スギが約3,500m3使われているという情報がありますが、四国産ヒノキの具体的な使用量については、柱材の約50%という割合は示されているものの、全体の量としては不明です。