栗林忠道中将を硫黄島の総指揮官に選んだ人

Q.栗林忠道中将を硫黄島の総指揮官に選んだ人はだれですか?

栗林忠道中将を硫黄島の総指揮官に選んだのは、当時の大本営です。

硫黄島の重要性を認識した大本営は、昭和19年(1944年)5月、栗林中将を第109師団長兼小笠原兵団長に任命し、硫黄島の守備を強化するよう命じました。

当時の首相であった東条英機が栗林中将に「アッツ島のようにやってくれ」と訓示したという記録も残っています。これは、玉砕を前提とした命令ではなく、アッツ島守備隊が最後まで勇敢に戦ったように、硫黄島でも徹底抗戦することを期待したものであったと考えられています。