「空気には抗えなかった」という内容の発言したA級戦犯

Q.極東軍事裁判におけるA級戦犯で、「内心忸怩たる思いはあったものの、今更やめられないと思った、空気  には抗えなかった」という内容の発言をしたのは誰ですか?

極東国際軍事裁判(東京裁判)におけるA級戦犯で、「内心忸怩たる思いはあったものの、今更やめられないと思った、空気には抗えなかった」という内容の発言をしたのは、当時の内閣総理大臣であった広田弘毅です。

広田弘毅は、東京裁判において、自身の戦争責任について問われた際に、以下のような趣旨の供述をしています。

  • 「内心忸怩たる思いはあったものの、今更やめられないと思った」
  • 「当時の空気には抗えなかった」

これらの発言は、広田弘毅が自身の戦争責任を曖昧にし、責任逃れをしようとしたものとして、国内外から批判を浴びました。

広田弘毅は、東京裁判の結果、A級戦犯として死刑判決を受け、処刑されました。

以下に、広田弘毅に関する情報をまとめました。

  • 広田弘毅(ひろた こうき):日本の外交官、政治家。第32代内閣総理大臣。
  • 東京裁判:第二次世界大戦における日本の戦争犯罪を裁くために開かれた裁判。
  • A級戦犯:平和に対する罪、すなわち開戦の計画や準備、遂行などに関わったとされる戦争犯罪人。

広田弘毅の発言は、戦争責任の所在をめぐる議論において、しばしば引用されています。