Q.読書メタボリック症候群とは?
「読書メタボリック症候群」という言葉は、一般的な医学用語ではありません。
おそらく、読書に没頭するあまり、運動不足になったり、不健康な食生活になったりすることで、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧、高血糖、脂質異常のうちいずれか2つ以上を合併した状態)に陥ることを指す造語ではないかと考えられます。
メタボリックシンドロームの症状
メタボリックシンドローム自体には、初期には自覚症状がほとんどありません。しかし、放置すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中といった重篤な病気を引き起こす可能性があります。
メタボリックシンドロームの診断基準としては、一般的に以下の項目が用いられます。
必須項目:
・腹囲: 男性85cm以上、女性90cm以上
・選択項目(以下のうち2つ以上に該当):
・高血圧: 最高血圧130mmHg以上または最低血圧85mmHg以上
・高血糖: 空腹時血糖値110mg/dL以上
・脂質異常: 中性脂肪150mg/dL以上またはHDLコレステロール40mg/dL未満
「読書メタボリック症候群」への対策
もし読書に熱中するあまり生活習慣が乱れていると感じる場合は、以下の対策を心がけることが大切です。
・適度な運動: 読書の合間に軽いストレッチやウォーキングを取り入れるなど、体を動かす習慣をつけましょう。
・バランスの取れた食事: 栄養バランスの偏った食事や、ながら食いを避け、規則正しい食生活を送りましょう。
・休憩時間の確保: 読書に集中しすぎず、適度に休憩を取り、体を休ませましょう。
・定期的な健康診断: 年に一度は健康診断を受け、自身の体の状態を把握することが大切です。
読書は素晴らしい趣味ですが、健康な生活を送るためには、読書と健康管理のバランスを意識することが重要です。