Q.鳥羽伏見の戦いとは?
**鳥羽伏見の戦い(とばふしみのたたかい)**は、1868年1月3日から1月6日にかけて、京都の南部(鳥羽・伏見周辺)で行われた戦いです。この戦いは、戊辰戦争(1868年〜1869年)の始まりとなった重要な戦闘であり、旧幕府軍と新政府軍(薩摩・長州・土佐藩などの討幕軍)が衝突しました。
戦いの背景
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大政奉還(1867年)
徳川慶喜(とくがわ よしのぶ)が政権を朝廷に返上しましたが、新政府側は徳川家に対して厳しい処分を決定。
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王政復古の大号令(1867年12月9日)
新政府は「幕府の廃止」を宣言し、徳川慶喜を排除しようとしました。
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徳川慶喜の反発
慶喜は京都・大阪周辺に駐屯する旧幕府軍に出兵を命じ、新政府軍と対決することに。
戦いの経過
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戦闘開始(1月3日)
旧幕府軍が伏見方面へ進軍し、新政府軍と衝突。
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錦の御旗の登場(1月4日)
新政府軍が朝廷の支持を示す「錦の御旗(にしきの みはた)」を掲げると、多くの旧幕府兵が動揺し士気を失った。
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旧幕府軍の敗走(1月5日〜6日)
戦況が悪化し、旧幕府軍は大阪城へ撤退。慶喜は戦局を悲観し、戦わずして江戸へ船で逃亡。
戦いの影響
まとめ
鳥羽伏見の戦いは、旧幕府の崩壊を決定づけた戦いであり、日本の近代化を進める明治新政府の成立へとつながる重要な出来事でした。