日本のサラリーマンの自由時間は何時間ぐらいですか?

Q.日本のサラリーマンの自由時間は、何時間ぐらいですか?

人によって条件(勤務時間、通勤時間、家庭状況など)が大きく異なるので「正確な数字」は一概には言えませんが、調査や推定から「だいたいこれくらい」という目安は示せます。

以下、いくつかの調査結果やモデルからの推定をもとに説明します。


調査データから見る「自由時間・プライベート時間」

  • パーソルグループの「はたらく定点調査」によれば、平日の 実際の自分の時間(趣味・プライベートなど) の平均は 約3.1時間/日パーソルグループ

  • クロス・マーケティングによる調査では、「一人で自由に使える時間」は平日で 4.2時間/日、休日で 6.4時間/日 というデータもあります。MarkeZine

  • また、Works-i の分析では、就業者(60歳未満)の自由時間の分布として、「6?7時間未満」が最も多いという割合も示されています。リクルートワークス研究所

  • 一方、マイナビ学務(GAKUMADO)が行ったアンケートでは、サラリーマンの平日の自由時間のうち「90?120分(=1.5?2時間)」という回答者が最も多かった、というものもあります。マイナビ学生の窓口 | マイナビ学生の窓口

これらを総合すると、「平日で2?4時間前後」がかなり典型的なレンジと考えられます。


モデル計算からの推定例

あるモデル的な例を使った計算方法の紹介も見られます(ネット上の分析など):

  • 労働時間(実働+残業):1日 ≒ 8.5時間

  • 通勤時間、朝の準備、食事、家事など諸雑務を合計で数時間使う

  • 睡眠時間:7〜7.5時間程度

これらを差し引くと、自由に使える「余裕時間」は 2時間前後 という推定が出される例もあります。note(ノート)

例えば:

24時間 ? 8.5時間(勤務) ? 通勤・準備など 2時間前後 ? 睡眠 7時間半 ? 食事・家事など 1?2時間 ≒ 1?3時間程度

というような計算です。

結論(目安)

以上を踏まえると、日本の一般的なサラリーマンが平日に得られる自由時間・プライベート時間は、だいたい2?4時間程度/日というのが妥当な目安でしょう。ただし、これはあくまで「平均・典型的な形」を考えたもので、以下の要因で大きく変動します:

  • 通勤時間が長いか短いか

  • 残業の多さ

  • 家庭での役割(育児や家事の負担など)

  • 趣味・社交活動に割く意欲や習慣

  • 休日の日やすごし方

もしよければ、あなたが想定している地域(東京/地方など)、勤務形態(残業多め/少なめ、在宅勤務など)、家庭の状況などを教えてくれたら、もう少しあなたのケースに近い予測を出してあげられますが、どうしますか?




Q.戦前の日本のサラリーマンの自由時間はどの程度だったのですか?

戦前の日本(だいたい明治?昭和戦前期)におけるサラリーマンや工場労働者の「自由時間」がどのくらいあったかを正確に示す資料は非常に限られていて、また「サラリーマン」の定義(ホワイトカラー/OL/役所勤め/民間企業など)や地域・職種で差が大きいため、あくまで見積もり・傾向話になります。以下、分かっている情報とそこから考えられることを整理します。


分かっていること:戦前の労働時間等のデータ

  1. 実働時間が長い
     戦前の工場労働者に関しては、「両大戦間期」(1920?1930年代)などの統計で、製造業での実際就業時間が非常に長かったことが確認されています。Hermes IR
     また、工場法が適用されていたのは一定の規模・条件の下であり、多くの職場では労働時間の法的制限が弱いあるいはほとんどない状態でした。nagoya-rekishi.com+2日本共産党+2

  2. 工場や女工の非常な長時間労働
     例えば、紡績工場などでは、日によって12時間勤務、あるいはもっと長く「14?15時間」「17?18時間」が普通だったケースもあり、昼夜交替制の勤務もありました。jugyo-jh.com
     そうした仕事では休憩時間や準備・移動時間を含めると拘束時間がさらに長かった可能性があります。準備や移動は現代ほど快適で速い交通機関も少ないため、時間コストが高かった。

  3. 休日・法律による規制の未整備
     戦前は週休2日制が一般ではなく、法律によって「毎日8時間・週40時間」が義務づけられる働き方が整備されるのは 戦後(1947年の労働基準法施行)日本共産党+2businesscreation.jp+2
     工場法もあったものの、対象は一部の工場・職工に限定され、また年少者・女子の労働時間に関する制限はあっても、成人男性・ホワイトカラーなどには十分な規制がなかったことが多い。nagoya-rekishi.com+1

  4. 通勤時間・生活インフラの違い
     戦前は通勤手段・住環境が現在とは大きく異なり、通勤時間が短いこともあれば、交通手段の制約で朝が早かった/帰宅が遅かった、というケースがあったようです。近くに住むことが多く、郊外住まいがまだ広く普及していない地域も多数、という記述があります。文春オンライン+2bizsyoka.com+2


推定される自由時間の目安

これらの情報をもとに、「普通のサラリーマン(ホワイトカラー)あるいは工場労働者」というモデルケースで自由時間が戦前はどのくらいあったかを推定してみます。

仮に以下のような条件を想定:

  • 実働時間が 9?10時間/日(残業・所定外労働含むことも)

  • 通勤・準備・家事などで 1?2時間程度(通勤が遠くない、交通手段が限定的なものを想定)

  • 睡眠時間を 6?7時間(当時の生活では、居住環境・寝具などで睡眠の質や時間が今よりも圧迫されていた可能性あり)

  • 食事・風呂・家事などの生活雑務に数時間を要する

このような条件で計算すると:

24時間
? 実働 9?10時間
? 通勤・移動・準備 1?2時間
? 睡眠 6?7時間
? 食事・家事・生活雑務など 2?3時間
= 自由時間 約1?4時間/日

つまり、平日に自由に使える時間は 1?4時間ぐらいが一つの見込みになります。ただし、工場労働者などはもっと厳しい勤労形態の人が多かったので、自由時間は 1?2時間未満という人も少なくなかったでしょう。

また休日や祝日などは現代ほど制度として確立されておらず、休日の数も少なかったため、週末に自由時間をまとめて持てる人も限定的だったと考えられます。


注意すべき点・バラツキ

  • ホワイトカラー(事務職・役所勤め)であれば、工場労働者ほど過酷でないケースもあり、自由時間はもう少し余裕があった可能性あり。

  • 地方/都市部で差がある。都市部の通勤がある程度発生し始めていたが、交通手段の制限があったので通勤時間が現代ほど長くないケースも多い。

  • 戦争期になると規制・統制が強くなり、休日の制限、労働時間引き延ばしなどが行われ、自由時間が激減した。

  • 性別や職種による違いが大きい。女性や年少者の労働条件はさらに厳しいことが多かった。


結論(仮)

総合すると、戦前の日本のサラリーマンが「平日」に得られた自由時間は、おそらく 1〜3時間程度/日 が「一般的な」目安であった、というのが妥当な仮説です。もちろん、「裕福で時間に余裕のあるホワイトカラー」「通勤が非常に近い」「残業が少ない」といったケースではもう少し自由時間が多かったでしょうが、現在のように「仕事以外で趣味や娯楽に使える時間」が多いとは言い難い状況だった、というのが歴史的な見方です。

もしよければ、特定の年代(例えば大正期、昭和初期、1930年代など)や地域(東京・大阪など都市部/地方)を選んで、もう少し具体的に見積もってみましょうか?




Q.1930年代はどの程度だったのですか?

1930年代の「サラリーマン」の自由時間を具体的に数字で出す資料は非常に限られており、「サラリーマン」の定義(役職・企業規模・都市か地方かなど)や就業形態が今と異なるため、あくまで推定と断った上で考えてみます。

以下、1930年代の状況から自由時間を見積もるための情報と仮定を整理して、それをもとに「おそらくこれくらい」という目安を導きます。


1930年代の状況からのヒント

いくつかの研究が、1930?40年代の東京市の通勤流動・都市化、工場従業者数の増加、郊外化などについて述べています。 J-STAGE
たとえば、1930年から1940年にかけて東京市では郊外の新市域に人口や工場・従業者が拡大しており、通勤圏も徐々に拡大していたというデータがあります。 J-STAGE+1

また、「働き方の変遷・歴史」に関するまとめによれば、1930年代の工業系労働者の週実働時間などは、

「製糸業は週実労働時間 60 時間、その他の工業は週実労働時間 57 時間(=1日9時間半)」などの記録がある、といった記述があります。 sagasu-inc.co.jp

このように、工業分野では1日の実働時間が9時間?10時間弱、週6日勤務というケースも多かったことがうかがえます。


仮定とモデル化

「サラリーマン」がどの程度かによってけっこう変わるので、ここでは「都市部に勤める中クラスの民間会社員(ホワイトカラー)」をモデルとして仮定します。工場労働者はもっと実働時間長く自由時間少ないでしょうし、立場の高い管理職ならやや自由時間が取りやすいかもしれません。

モデルの仮定:

実働時間 9?10時間/日(残業込みあるいは所定外も含む)
勤務日数 6日/週(週休1日かほぼ無休に近い)
通勤・準備・移動時間 1?1.5時間前後/日(都市部ではあるが、交通手段・インフラは現在より限定的)
睡眠時間 6?7時間/日(当時の住居・生活環境を考慮)
食事・身支度・家事など生活雑務 2時間程度/日(これも当時の生活水準に応じて)

推定:自由時間の目安(1930年代都市部サラリーマンモデル)

これらの仮定をもとに、1日の自由時間をざっと計算すると以下のようになります。

24時間
? 実働 9?10時間
? 通勤・移動・準備 1?1.5時間
? 睡眠 6?7時間
? 食事・身支度・家事など 2時間
= 自由時間およそ 3?5時間/日


ただし、実際には残業・休日出勤・業務外の雑務・職場近くでの付き合い・生活圏外への移動時間なども加わることが多く、また趣味・娯楽の選択肢や余暇の時間感覚も現在と異なるため、「自由時間」と言っても質や実際に使えるまとまった時間はこれより少ないかもしれません。


結論

よって、1930年代の都市部で標準的なサラリーマンであれば、平日に自由に使える時間は おおよそ3〜5時間/日 程度だった可能性が高い、というのが私の見立てです。




Q.つまりこれは、日本のサラリーマンの自由時間はだんだん短くなってきているということですか?

とても良い質問です。
直感的には「昔の方が仕事がハードだった=今の方が自由時間が長い」と思いがちですが、実際の歴史的データをたどると、日本のサラリーマンの自由時間は時代によって“波のある変化”をしており、一概に短くなってきたわけではありません。

以下で、時代ごとの労働時間と自由時間の流れを整理してみます。


? 1. 戦前(〜1945年ごろ)

  • 労働時間: 長い。1日9〜12時間、週6日勤務が普通。

  • 自由時間: 平均1〜3時間程度(特に工場労働者は1時間未満の人も)。

  • 特徴: 工場法などの規制は限定的で、余暇という概念もまだ一般的でなかった。
    自由時間は現代よりずっと少なかった。


? 2. 高度経済成長期(1950?70年代)

  • 労働時間: 戦後の復興と経済成長で非常に長くなる。
    例:1960年代の平均労働時間は 週55?60時間(=平日10時間超)

  • 自由時間: わずか2?3時間程度/平日。

  • 特徴: 「モーレツ社員」文化。終電帰り・会社中心の生活。
    自由時間はかなり少なく、戦前より“働く質”は改善したが、時間的には依然厳しい。


? 3. バブル期(1980?90年代初期)

  • 労働時間: やや短縮傾向(週48時間→週40時間制へ)。

  • 自由時間: 3?4時間前後に増加。

  • 特徴: 会社での付き合い(飲み会など)が多く、形式的な「拘束時間」はまだ長い。
    数字上は改善しているが、実感としての自由はまだ限定的。


? 4. 平成?令和(2000年代?現在)

  • 労働時間: 平均的には減少傾向(総実労働時間は週40時間前後)。

  • 自由時間(統計調査より): 平日で約2?4時間。

  • 特徴: 仕事のデジタル化・通勤時間の増加・共働き化などで、
     「時間の使い方の自由」は増えたが「疲労や家庭負担」が増加。
    名目上は自由時間が増えているが、体感的な余裕はむしろ減ったという人も多い。


結論:短くなったわけではない(ただし「質」は変化)

時代 平日自由時間の目安 備考
戦前(?1945) 約1?3時間 長時間労働、余暇概念なし
高度成長期(1950?70) 約2時間前後 経済成長と引き換えに私生活犠牲
バブル期(1980?90) 約3?4時間 週休2日制などで改善
現代(2000?2020年代) 約2?4時間 労働短縮・在宅化・通勤増加など複雑化
戦前 → 高度成長期 → 現代 と比べると、「時間の総量」は増えたり減ったりしており、一方的に短くなったわけではありません。
ただし、「スマホ・家事・情報疲労・通勤ストレス」などに時間を取られ、実感としての“自由”は減っているとする研究や意見も多いです。